FX自動売買のコスト
※本ページにはPRが含まれます。 ツイートFX自動売買のコストにはEAやVPSやスプレッドなどが挙げられますが、
損益は別としてトータルコストについて考察してみたいと思います。
皆さんも何となくはコストを認識しているかとおもいますが、FX自動売買を投資として
考える場合、明確な数字として認識しておいた方がよいのではないでしょうか。
私自身も、FXなんだからコストについてはタダみたいなもんかと思っていましたが、
改めて考えてみると意外とお高いコストがかかっており驚きました。
以下がFX自動売買を行う上での一般的なコスト(費用)になります。
【ツール・環境系】
・PC(普通のスペックで十分だがEAのバックテストをハードにやりたい方は
ハイスペックを推奨):5万円〜20万円程度
・VPS(MT4を昼夜動かしておく眠らないサーバー):2500円程度/月〜
・EA(エッジのあるFX自動売買ソフト):5000円〜5万円程度/EA
・ネット環境(VPSならスマホのテザリングでOK):3000円程度/月〜
・電気代:ケースバイケース
【FX業者】
・手数料(一般的に表示されているもの):基本的にはゼロが多い
・スプレッド(隠れた手数料@):アルパリジャパンで0.8pips/1万EURUSD〜
FXのコストは、銀行で為替の両替をする場合と比較して一般的に格安と
言われております。まさにその通りです。
1万EUR/USDの売買をすると、ざっくり100円のコストがFX業者(MT4業者含む)の
儲けとなります。これだけ聞くとアルパリはヤッパリ安いなと思います。
しかし、スキャルピング取引となると、ハイレバレッジで1日に何回も売買します。
仮に10万通貨/日取引するとなると、200万通貨/月で、コストは2万円/月です。
つまり、2400万通貨/年で、コストは24万円/年です。なんだか驚きですね。
これだけのコストを代償にスキャルピング取引をしていることを頭に入れておきましょう。
意外とスキャルに向いているFX業者って、スプレッドが小さくても顧客を集めれば、
塵も積もれば何とやらでウハウハなんだなって思います。
・スリッページ(隠れた手数料A):0〜∞?
FX業者による差は大きいですが、指標発表時はガンガン約定が滑ることもあります。
知らないところでこっそり滑っていることもあるので時々確認してみるとよいです。
信頼できる業者か否かの一つの判断材料になります。
【情報系】
・書籍(FX関連本や経済情報雑誌や新聞など):1000円程度〜
・セミナー代(交通費含む):1000円程度〜
・FX教材など]
※なお、確定申告時に経費として申請もできますので、
領収書は捨てずにとっておきましょう!
まとめると、隠れたコストも含めて上記の例でいうと、
・イニシャルコスト(初期投資):10万円程度〜
・ランニングコスト(運用費用):25000円程度/月〜
従って、それなりのトータルコストになることが分かると思います。
一度ご自身のコストを詳細に見積もってみてはいかがでしょうか。
見える化するといろいろな気づきが得られるかと思います。
ザックリジャパンでなくイクザクトコストで。
もちろんスプレッドを除けばコストを限りなくゼロに近づけることも
可能なので初心者の方はここから入るとよいでしょう。
固定費と変動費という観点で見て、損益分岐点を算出して
みるのも面白いかもしれませんね。
以上のように、自分が得られる利益と業者が得られる利益を
考える習慣をつけておくとよいかと思います。
このバランスが取れていないと、いずれどちらかが衰退・撤退します。
自分が利益を得たら、もっとその業者を信頼して継続してFX取引をする。
業者が利益を得たら、もっと我々に安くてよいサービスを提供してくれる。
こんな正のスパイラルが生まれることが理想です。
そしてそんなFX業者が長年生き残っているのではないでしょうか。
我々ユーザーとFX業者は共存共栄なのです。
この考え方は投資全般に応用できます。
お金はどこからどこへ流れて誰が得をしているのか?
タダほど高いものはないとも言います。裏には必ずカラクリがあります。
そこを見抜く力を養っていきたいものです。
FX業者とのWin-Winの関係がBESTですね。