MT4バージョンアップ(Build 600)情報

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何度もバージョンアップされてきたMT4(メタトレーダー4)ですが、今回のバージョンは、
ちょっと毛色が違うようなので紹介します。

 

 

というのも2014/2/6に以下のようなメールが突然Alpari (UK) から送られてきました。
しかも全英文で。迷惑メール?なんのこっちゃと。
普通はAlpari Japan(アルパリジャパン)から日本語で送られてくるべきなのでしょうが、
本社のAlpari (UK) から来ているので緊急性があるのか何か様子が違います。
しかも、これまでこんなメールは来たことがありません。

 

 

MT4 Build600 バージョンアップ 

 

 

Dear trader,

 

As a result of the recent MetaTrader 4 (MT4) Build 600 upgrade implemented by MetaQuotes, the folders within the MT4 folder have moved. In addition, the MQL4 language has changed, and this may have interfered with your installed Expert Advisors (EAs) and indicators.

 

As a result of this upgrade, you should firstly save your EAs and indicators in the new folder location, which is: MT4 > MQL4 > Experts/Indicators.

 

Secondly, you will need to align your EAs and indicators with the new language to ensure they are fully functional on the updated MT4 platform. To do this, there are two options:

 

Option 1: Contact your EA provider if you do not have the source code available and request an updated version of the EA.

 

Option 2: If you have written your own EAs or you do have the source code available, please follow these steps:

 

 

・Navigate to Tools > MetaQuotes Language Editor - a new window will appear
・Navigate to View > Navigator - the Navigator box will appear in this window (if not shown already)
・Double-click on the EA/indicator you would like to use and update - the relevant EA script will appear in the main window
・Alternatively navigate to File > Open to locate the relevant EA/indicator source code saved on your computer
・Click on Compile in the toolbar on top of the main window (or navigate to File > Compile) - a message will appear in the Toolbox window at the bottom
・Once this has completed and there are no error messages displayed you will need to close and reopen MT4 - your EAs and indicators should now be ready to use

 

 

お客様各位とかでなく、"Dear trader"ってのがなんだかイギリスっぽくていいですね。
というのは置いといて、このメール文をざっくり翻訳すると、

 

 

・MT4がBuild 600にアップグレードされたことで、MT4関連のフォルダ位置が
変わっちゃうので、自動売買ソフト(EA)やインジケータに影響があるかもだから
注意してね。

 

 

・まずはEAやインジケーターを以下のフォルダに保存してね。
MT4 > MQL4 > Experts/Indicators

 

 

・次に以下の2種類の方法で新しいMT4(Build 600)上でEAやインジケータが
正しく動作するか確認してみてね。

 

 @EAのソースを持っていなければ、EA販売業者に連絡して確認してね。
  必要に応じてバージョンアップしたEAをゲットしてね。

 

 AEAのソースがある方は次の手順で確認してね。・・・云々。

 

 

とのこと。

 

 

要するに、MT4がBuild600にバージョンアップされたことで、フォルダ構成等
大きく変わり、自動売買ソフトの動作にも支障が出る可能性が大きいので、
ちゃんと動作するか確認せずに稼働させるのは危険だよ!!!ということです。

 

 

ということなので、ご利用のEAがBuild600対応できているか確認できるまで、
MT4のバージョンアップは控えた方がよさそうです。MT4に限らず、
プラットフォーム系ソフトのバージョンアップ後しばらくは相性問題が頻発するものです。
発売したばかりの家電やゲームにもバグや初期不良が多いのと同じようなものでしょう。

 

 

しかも、気づけばメタクオーツ社がマイナーバージョンアップを繰り返しているようで、
いつの間にかBuild604が最新となっています。(2/10時点)
こちらのMQL4トレーダーズフォーラムで世界中の投資家がBuild600問題を
議論しています。ここからも今回の問題の大きさが分かります。

 

 

大事な資産を運用するMT4なので、しばらくは情報取りしながら、
Build600問題のほとぼりが完全に覚めるのを待ちましょう。

 

 

MT4 Build600 バージョンアップ

 

 

しかも、MT4ソフトを再起動すると、ご丁寧に自動バージョンアップしてくれるので、
一旦は拒否権を発動しておきましょう。拒否権すらない場合で、無情にもBuild600化
してしまった場合は、以下のサイトからBuild509に戻すこともできます。

 

 

MT4のBuild509への戻し方はこちら

 

 

MT4(Build 600)車の安全性が確認されるまでは、
MT4(Build 509)車に乗って安全運転で走行しましょう。

 

 

MT4を有効活用する上でおすすめの国内FX業者

 

 

【追記】

 

 

そしてついに2014/8/1からMT4 Build 509 は使用不可となるそうです。
今のうちにバージョンアップの準備を始めておきましょう。
とはいっても焦る必要は全くありません。

 

 

おすすめは7月下旬までバージョンアップを止めておくことです。
なぜなら、多くの方がBuild600シリーズに移行していく中でまた多くの
不具合や問題点が出てくる可能性があるからです。(EA特有問題含む)
そしてその過程で多くの改善や解決法も出てきます。

 

 

よって、ギリギリまで待って情報を仕入れてからアップデートした方が
リスクが少なくて済みます。

 

 

待つのも相場。待つのもMT4バージョンアップ。

 

 

【追記2】

 

 

運命の2014/8/1に向けて7/末にMT4バージョンアップを完了しました。

 

 

やり方はMT4を立ち下げてまた立ち上げると、通常はアップデートのお知らせが
出るので、その指示に従うだけなので簡単です。約1分程度です。

 

 

ギリギリまで待ったからか分かりませんが、何の問題もなく稼働しております。

 

 

ただし、実績管理のMyfxbookのEAだけはサイトからダウンロードして差替えが
必要でした。注意点ですが、MT4 Build600シリーズからは、EAの保存先等が
変更されています。

 

 

保存先フォルダを見るには、

 

 

MT4上でファイル→Open Data Folder(データフォルダを開く)をクリックしましょう。

 

 

こうしないと、辿り着くのに日が暮れてしまうくらい奥深くです。

 

 

それでは新MT4で快適自動売買トレードを!


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